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クリーニングのトラブル解決事例
こんな時どうすればいいの!?山田洋服のSOS相談室



染め直しは高温染料への浸け込みによる全体染めとなりますが、インキング補修は部分的な色落ち色褪せにおける処理となります。漂白剤による色落ち、擦れによる色褪せ、浅い日焼け変色への対応に適しております。

【漂白剤による変色】

綿のジャケットに漂白剤が付着して変色してしまいました。丸染めでなくインキングという補修方法で、変色部分だけ染料付けしております。

料金  5250円〜
【カケツギ周りの生地擦れ色落ち】
カケツギで嵌め込んだ生地が綺麗なため、周りの擦れによる色落ちが目立ってしまいました。これをインキング補修によりボカシテ馴染ませてしまいます。(黄テープ上が補修箇所です)
料金  5250円〜
【極度の色変わり色褪せ】
長年の着装により、かなりの色変わり・色褪せが発生したようです。薬品を使用されるお仕事のため、薬品による色変わりもあるようです。インキングでかなり染料を付けたのですが、色ムラは残ってしまいました。
料金  5250円〜
【古いシミ汚れ】
4年前の食べこぼしジミですが、クリーニング・染み抜きでは全く取れなかったそうです。染料を付けて周りの色目と馴染ませました。全体色目違いは撮影ミスです(^_^;)
料金  5250円〜
【汗染み】
脇の汗染みをインキングにて色付け補修しました。染め直しますと、プリント柄まで染まってしまいます。これがインキングの長所です。
料金  4200円〜
【ロゴプリントの色落ち】

ナイロンジャケットのロゴプリントにヒビ割れ・剥がれが発生です。顔料にてインキング補修しますが、プリントとは基本的に異なりますので完全回復は困難です。

料金 一文字1575円〜


【染め直し加工における主な注意点】

素材が天然繊維であることが必須状件です。化繊が混ざっている場合レーヨン・ナイロンは染まりますが、ポリエステル・アクリル・アセテート等は染まりません。(ポリエステル用染料もありますが、黒色以外はお勧めできません)
糸類はポリエステル糸を使用していることが多く、他色に染め替えられますと糸が元の色目のまま残ってしまいます。同じ色目に掛けなおすこともできますが、補修代が結構高くついてしまいます。
裏地もポリエステル地は染まらず、レーヨン(キュプラ)地は染まります。ただし、レーヨン地は若干の縮みが発生します。
染め色はできる限り濃い目をお勧めします。濃色以外のお色目ですと、汚れやシミがある場合に濃淡が出てしまいます。汚れがなくても薄い色目は色ムラが発生しやすいのです。危険度が一番低い色目は黒、続いて濃紺です。
● 洗濯ネームやブランドタグも染まってしまったり染料が付着したりします。付け直しも可能ですが付け直し料金が掛かります。
● 素材によっては、高温の染料に浸け込みますので、風合いが悪くなったり生地傷みが発生することもあります。毛素材シルク素材に発生しがちです。また、シルク素材は縮みが発生しますことご留意ください。
● 裾や袖口に貼ってある芯地が、染料に浸け込む事により剥離することがあります。貼りかえることも可能ですが補修料金が掛かります。
● 染め直しするということは後染めの製品と同じ状態になり、色落ち色移りは当然発生します。クリーニングもドライが基本です。ですからドライ不可表示の衣服はあまりお勧めできません。

  

【染め直しとインキングの相違点】

●インキングは高温染料に浸け込む染色方法でなく、常温にて染料を表面に塗り付ける手法です。
●染め直しに比べて、染料の吸収度が低いため深い色目の仕上がりにはなりません。
●染め直しは現状よりも濃い色目への対応でなければ色ムラ等の問題が発生しますが、インキングは現状の色目を維持できるというメリットがあります。
●染め直しは天然繊維を主とした対応ですが、インキングはアクリルやポリエステルにも対応できます。
●インキングは染め直し同様に水洗いにより色落ち発生があります。
●染め直しは全体染め、インキングは部分染めに適している手法とご理解ください。例えば漂白剤による色落ち、汗染みによる色変わり、部分的な日焼け色褪せなどがお勧めです。
●インキングは、織り柄生地やデニム地にも対応可能です。染め直しでは縦糸横糸同色のベタの色調となってしまいます。
●インキングにより色付けした箇所は、若干周りとの色目差が発生することもあります。元の色状態に影響されることがありますことご留意ください。